英語学習といえば単語や文法が中心になりがちですが、ときには詩(ポエム)のような文学作品を通じて英語に触れてみるのも効果的です。本記事では、初心者でも読みやすい短い詩「Clouds(雲)」を紹介し、翻訳や学習ポイント、活用方法について詳しく解説します。
詩「Clouds」の原文と翻訳
Cloudsという詩は、作者が不明で20世紀初頭に英語圏で子どもたちに読み聞かせられていました。教育的・文化的に広く浸透した匿名の詩です。この項目では、原文と私の翻訳をお届けします。
原文(英語)
Clouds – Anonymous
White sheep, white sheep,
On a blue hill,
When the wind stops,
You all stand still.
When the wind blows,
You walk away slow.
White sheep, white sheep,
Where do you go?
日本語訳
雲 ― 作者不詳
白い羊、白い羊、
青い丘の上に、
風が止むと、
みんなじっと立ち止まる。
風が吹けば、
ゆっくり歩いていく。
白い羊、白い羊、
どこへ行くの?
詩が描く情景と意味
Cloudsという詩は、非常に情景描写が豊かです。また、詩自体が非常に短く、初心者であっても翻訳しやすいはずです。簡単だからといっても、勉強にならないわけではありません。しっかりとした学習効果の高い詩であると感じました。
子どもの視点から見た雲の世界
この詩は、空に浮かぶ白い雲を「白い羊」にたとえて描いています。青空を「青い丘」と見立て、雲が風によって動いたり止まったりする様子を、まるで羊の群れのように描写しています。これは子どもの想像力豊かな視点を感じさせ、自然をまなざす優しいまなざしが伝わってきます。
英詩は基本的に比喩表現が豊かであり、学習するとあなたの英語力も伸びていくでしょう。覚えたフレーズは、実生活などで使ってみると効果的です。なぜなら、英語はアウトプットすることで、記憶に定着していくからです。ぜひ、覚えた詩のフレーズを使ってみましょう。
自然を詩的に表現する英語の特徴
「White sheep, white sheep」という繰り返しや、「Where do you go?」という問いかけには、英語詩ならではのリズムとやわらかさがあります。英語には、日本語の五七調とは異なる「強弱のリズム」があり、それが詩のリズム感や響きを生み出します。
日本の詩と英語の詩は同じ文芸作品ではあるのですが、リズム感が違ったりします。英語の詩にはどことなく強弱のリズムがあると感じました。詩全体に漂う、不思議なリズムを感じ取り、それらを楽しめるようになると、英語学習もしやすくなるでしょう。
英語学習者が学べるポイント
英詩には、英語学習が学べるポイントがたくさんあります。特に、今回紹介しているような短くて簡単な英語で書かれた詩は、初心者にもおすすめです。この項目では、学習する際のポイントをわかりやすく解説します。
簡単な単語でも美しい表現ができる
この詩に使われている語彙は、ほとんどが英語初級レベル(CEFR A1程度)です。
たとえば:
- sheep(羊)
- hill(丘)
- wind(風)
- stop / blow / go(基本動詞)
にもかかわらず、とても豊かな情景と感情表現がされています。「難しい単語を覚えること=英語力」ではなく、「伝わる・感じる英語」を学べる詩教材です。英語は最低限の単語さえ覚えておけば、それなりに会話できます。
私はフィリピンに半年間留学していましたが、その際の単語力は決して高くはありませんでした。それでも、持っている単語を駆使していかに説明するかを考えていたので、会話力はついたと思います。
繰り返しのリズムでリーディング練習
「White sheep, white sheep」や「When the wind~」のように、繰り返し構文(Repetition)が多く、音読の練習にも最適です。短くリズムの良い詩は、記憶にも残りやすく、シャドーイングにも向いています。
短いリズムの詩は、理解しやすいという大きなメリットがあります。長い詩の中には、表現やフレーズが難しいものも多いですが、今回紹介している「Clouds」という詩は、非常に優しいレベルで書かれているので、理解もしやすいでしょう。
そのため、リーディングをはじめとする英語学習に使えるのです。私もこの詩を音読したり、音声録音アプリで録音してからシャドーイングやディクテーションなどをしています。このようにすると、少しずつですが、あなたの英語力も上がっていくでしょう。
詩を活用した英語勉強法
英詞を活用した学習方法はいろいろあります。この項目では、私がやっている効果があると感じる学習方法を解説します。まずは少しずつ試してみるといいでしょう。
音読とリズムでリスニング力を鍛える
詩を音読することで、以下の力が自然と身につきます:
- 英語のリズム感(自然なイントネーション)
- 音のつながりやリエゾン(e.g. “wind_stops”)
- 感情の込め方(ナレーションの練習にも◎)
好きな声優やナレーターのように、感情をこめて読む練習をすると、発音とリスニング力が格段にアップします。また、読む練習をする時は、自分の声を録音するといいでしょう。後から聞き直すと、どこが聞き取りにくいのかわかります。
録音した音声は、本当に正しく発音されているか確認するためには、その音声を自動文字起こしアプリに入れて、正しい英語で文字起こしされるかどうか見極めると、いいトレーニングになると思います。
自分で翻訳してみる練習方法
いきなり翻訳を見るのではなく、まずは自分なりに意味を取ってみましょう。具体的には、下記のステップを踏んで翻訳する練習をしてみると効果的です。
- 単語を辞書で調べる
- 1文ずつ訳してみる
- 最後に日本語訳と比べてみる
これにより、語彙力・構文理解・直訳力・意訳力のすべてが鍛えられます。私のオススメとしては、まずは辞書を引かずに意味を推測する方法もありだと思います。実際の英会話ではいちいち辞書を引いていられないので、予測する力がミニくつでしょう。
もちろん、わからない単語をそのままにしておくのはいけません。復習する際にしっかりと意味を把握し、辞書で調べるようにしましょう。こうやって単語を一つずつ覚えていくと、あなたの英語力も少しずつ向上します。
私の感想と学び
私は英詩を翻訳しながら、それらを学習に活かすようになってまだそんなに日が経っているわけではないのですが、確かな効果みたいなものを感じつつあります。この項目では、私が思う「感想」と「学び」についてまとめました。
短い詩だからこその深み
この詩を初めて読んだとき、「こんなに短いのに、こんなに情景が浮かぶなんて」と驚きました。英語初心者でも、「言葉で絵を描く」ような体験ができる詩です。特に短い詩だったので、翻訳するのもそれほど難しくありませんでした。
英詞の魅力は、文を読んでその情景が頭に浮かぶことだと思います。短くても、頭の中で実際のイメージがしやすいという点は、やはり優れた詩が持つ大きな魅力ではないでしょうか?
英語初心者にも親しみやすい教材
詩は「難しい」というイメージがありますが、この作品のように短く、簡単な語彙で書かれたものなら、英語を始めたばかりの方でも楽しめます。特に子ども向けの英詩は、初心者にとって「最高の英語の入り口」になります。
子ども向けだからと言って侮ってはいけません。この詩は子ども向けに書かれて入るのですが、大人が読んでも面白い構造になっています。特に英語初心者としては、わかりやすい単語で書かれているので、学習の面でもやりやすいメリットがあると感じました。
Q&Aセクション
Q1:短い詩でも英語力は伸びますか?
A:はい、確実に伸びます。
短い詩は「反復」「記憶」「音読」の練習に向いており、英語のリズムや語感をつかむには非常に効果的です。
Q2:詩を読むのとニュースを読むのはどちらが効果的?
A:目的によります。
- ニュース:時事英語や語彙力アップに向いている
- 詩:リズム・発音・感性・想像力を育てる
→どちらもバランスよく読むのが理想ですが、初心者にはまず詩がおすすめです。
【まとめ】雲のように自由に学ぶ英語
英詞は、英語学習をする上で、楽しみながら行える特徴があります。私は英詩を翻訳するようになってから、もっと英語が好きになった気がします。あなたはこの詩を読んでどのように感じましたか? きっと不思議な気持ちになってもっと英語力を高めたいと思ったのかもしれませんね。
詩を通じて自然な英語表現に触れる
「White sheep」や「Where do you go?」のような自然で口にしやすい表現は、会話や作文にも応用できます。英詩を読むことで、教科書では出会えない「生きた英語」に触れられます。
英詞は自然な英語表現に触れられるメリットがあります。そして、それらを表現を実際に使ってみることで語学力は向上するのです。ですから、学んだことを早速アウトプットして活かすようにしてみてください。
気軽に楽しむ学習スタイルのすすめ
詩は、たった8行でも想像力をかき立て、心に残る言葉を与えてくれます。英語の勉強が「つらい」と感じている方こそ、こうした詩的でやさしい英語表現に触れて、楽しみながら学ぶスタイルを取り入れてみてください。
短い詩だからこそ、つまずかずに学習できるのだと感じています。今回紹介した「Clouds」という詩は、非常に短い詩ですが、英詞の魅力がたくさん詰まっていると感じてもらえたのではないでしょうか?
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