英詩を音読して発音を磨く!初心者でもできる英語発音トレーニング法

英語学習法

はじめに

英語の発音を上達させたいと思ったとき、多くの人は「発音記号」や「フォニックス」の勉強から始めます。しかし、思ったように上達しない…と感じたことはありませんか?実は、英詩の音読は初心者にも中級者にも効果的な発音トレーニングです。


詩には独特のリズム、音の響き、英語らしいイントネーションが自然と含まれているため、音読するだけで「英語の音」がつかめるようになります。この記事では、
・英詩音読が発音向上につながる理由
・おすすめの詩
・実践ステップ
・私自身の体験から感じた効果
をくわしく紹介します。

なぜ英詩の音読が発音練習に最適なのか

英文を音読すると言うのは、実はかなり英語学習に効果があります。中でも英詩を使って学習すると、より一層効果的です。この項目では、なぜ英詩を使って音読すると発音が上手くなるのかという点を細かく解説していきます。

英語のリズムとイントネーションが自然に身につく

英語には「強・弱」をはっきりつける独特のリズムがあります。詩はそのリズムが非常に明確で、読みながら自然と音の流れを体に入れることができます。たとえば有名な詩 “White sheep, white sheep, on a blue hill”のように、短くリズミカルな表現は発音トレーニングに最適です。

また、英語の小説になると、一定の長さがあるため、その長さが障壁となって学習が億劫になってしまいやすいです。しかし、英詩は基本的に短いものが多いので、そこまで身構えることなく学習できる点がメリットだと言えます。

短くて繰り返しやすい構造で初心者向き

私は英語学習を開始してから1年ほど経ってから、勉強の一環として英文を読むようになりました。英語の小説はもちろんですが、詩も好きだったので、英詩にも挑戦したのです。ここでは、英詩を使うメリットを紹介します。基本的に長い英文よりも、短い英詩のほうが


・内容を理解しやすい
・繰り返し読める
・読む前に情景をイメージしやすい


といったメリットがあります。特に短いと言うのは最大のメリットだと感じます。なぜなら、長いと訳すのに時間がかかりますし、続けるハードルがかなり高くなるためです。しかし、英詩は短いので始めやすいという特徴があります。

英詩の音読で意識すべき3つのポイント

英詩を使って英語学習をする場合、意識しておいた方がいいポイントが3つあります。そのポイントを守って勉強すると、より一層効果的に英語力の向上が見込めると思います。ですので、まずはここで紹介する3つのポイントを抑えるようにしてください。

ストレス(強弱)の置き方を感じ取る

英語は「強い音」が文章の意味を支えます。詩は音の配置が美しく、ストレスの位置を意識しやすいため、発音の精度が上がります。私が思うに、私は音のバランスが非常に優れていると感じます。

読んだ時に、

「あれ、なんだが読みやすいな」

「まとまりがいいな」

など、発見がいろいろあるのです。読んで美しい英文は、覚えるのも楽しいと言うメリットがあります。英語力だけではなく、独特のフレーズなども覚えられるため、総合的な教養も磨けるでしょう。

行末・句読点での息継ぎを意識する

日本語にはない「英語の呼吸」が身につきます。詩は短いので息継ぎする場所が分かりやすく、音読向きです。私も英詩を使って音読をしていますが、音読した方が、フレーズを覚えやすいような感じがしています。

なぜなら、実際に口に出して話すので、脳がそれを覚えるというか、ただ単にノートに書き写したり、読んだりするよりも、はるかに高い効果があると思っています。ですから、あなたの好きな英詩を使って音読するようにしてください。

初心者におすすめの英詩と選び方

ここまで英詩を使うメリットをお伝えしてきましたが、実際に学習に使う際に、どんな英詩を選べばいいのかわからないと思うかもしれません。そのため、この項目では、初心者におすすめの英詩をそれぞれ紹介していきます。

やさしい語彙で短い詩を選ぶ

繰り返しになりますが、最初に選ぶ英詩は、基本的に短いものにしてください。英詩の中には抒情詩のように長いものもあります。そのようなものを選んでしまうと、長すぎてどこを音読するべきか迷ってしまいますし、訳すのが長すぎて嫌になってしまいやすいです。

ですから、以下のような詩がおすすめです:

  • “Clouds – Anonymous”
  • “We never know how high we are – Emily Dickinson”
  • “Dreams – Langston Hughes”

特に私は、Cloudsという詩が非常にオススメであると感じています。コンパクトですし、訳すのも難しくないので理解しやすいです。それでいて音読するのに相応しい英文になっているので、ぜひ試してみてください。このブログでも紹介しています。

同じリズムが繰り返される詩がベスト

繰り返しの多い詩は音読トレーニングに最適です。リズムが安定しやすく、発音の安定にもつながります。なぜ繰り返しの多い詩がいいのかというと、英語は一度だけでは覚えられないためです。

英語は同じフレーズを反復して学習しなければなりません。そもそも、一度英文を見ただけで完璧に理解できるようなら、恐らく日本人は全員英語がペラペラに話せるはずです。しかし、実際はそうではないので、反復して学習するようにしましょう。

▶️ 詩で学ぶ英語の世界|初心者におすすめのやさしい英詩『Clouds』

英詩の音読トレーニング手順(2ステップ)

英詩を使って音読する際は、ここで紹介する2つのステップを参考にして学習するようにしてください。決して複雑ではなく、誰でも簡単に取り入れられるでしょう。そして実践することで着実に英語力は伸びていくはずです。

①まずは日本語訳で「情景」をつかむ

発音ばかりに意識を向けると、意味が抜け落ちてしまうことがあります。まずは日本語訳を読んで、「どんな情景なのか」イメージしてみましょう。発音を過剰に気にする日本人は、実は結構多いです。

しかし、日本人は非ネイティブであるため、発音は日本語の影響が強く出ます。しかし、それでいいのです。発音が日本語のようでも、しっかり声に出して発音していれば相手に伝わります。完璧を目指すのではなく、伝わる英語を目指すと、ハードルが低くなるでしょう。

②音声 or YouTubeでネイティブの読み方を真似する

英語を学習する時に、完璧主義になってしまう人がいます。ですが、完璧主義になる必要は全くなく、むしろなってはいけません。60%くらいできれば良し、と言う感じでやってみてください。最初は「完璧に読む」必要はありません。真似しながら口を動かすだけで、


・口の形
・息の強さ
・速度


が自然に吸収できます。私は留学経験もあり、いろいろな国の英語を聞いてきましたが、その国の言葉に強く影響を受けている印象があります。しかし、慣れると案外どんなに発音が鈍っていてもわかるようになるものです。ですからまずは、動画を真似して、60%くらいできればいいかなくらいの感じでやってみましょう。

私が実際に感じた効果と変化(実体験)

私が英詩を使って学習してからかれこれ2年以上経ちますが、最初の頃に比べると、格段に英語力は向上していると感じます。この項目では、私が英詩を使って学習して、どのような効果を感じているのかをまとめていきます。

音のつながり(リエゾン)が自然に聞こえるように

英詩を音読していると、“you all” → “y’all” のように英語特有のつながりが自然に聞こえるようになります。リスニング力も確実に上がりました。特に、文章を読むと理解できるのに、聞くと理解できないのは、このリエゾンが大きく影響しています。

英語は発声する時に独特のつながりになって発音されるため、一語いちごの単語を知っていても、つながりがわからないとなんと言っているのか聞き取れないのです。しかし、英詩を使って音読すると、自然とリエゾンがわかるようになります。

英語で読む姿勢そのものが変わった

詩を読むときは「音を楽しむ」感覚が大切です。この姿勢が英語そのものを身近にし、「英語を読むのが怖くない」と感じるようになりました。英語を読む時は、読む文章が楽しいと思わせるものではないといけません。

なぜなら、読んだり、音読したりする時、楽しくないと続けるのが億劫になってしまうためです。私も自分の好きな作家の英語の小説を読んだり、詩を読んだりして日々学習しています。特にイギリスの古い英詩は、著作権フリーになっているので、ネット上で無料で読めるのでオススメです。

英詩を使って音読する|よくある間違いと注意点

英詩を使って音読すると、疑問点が出てくるかもしれません。疑問はそのままにするのではなく、調べて解決するとその分英語力は上がります。そこでこの項目では、よくある間違いと注意点についてお伝えします。

1回読んですぐ上手くなると思わない

発音は積み重ねが大切です。短い詩をじっくり何度も読むほうが効果があります。特に初心者は早く効果を求めがちですが、母国語である日本語でさえ自在に使えるようになるまで義務教育を終える必要があります。

英語にも似たようなことが言えて、第二言語だからこそ、長い時間をかけて学習しなければ身につかないのです。1ヶ月、2ヶ月、多少学習したからといって効果があるものではありません。2〜3年と学習して初めて効果を感じるものなのです。

アクセントに意識しすぎてスピードが速くならない

速く読むと、発音が崩れやすくなります。ゆっくり・丁寧に読むことを意識しましょう。特にネイティブの真似をするのはいいことなのですが、バランスが重要です。日本人はネイティブではないので、発音は独特の癖があるものになります。

ですが、それはマイナスポイントではないです。私も日本語訛りの英語を使いますが、それである程度のコミュニケーションは取れています。大切なのは、スピードではなく、丁寧に発音して伝えるように意識することなのです。

Q&A:英詩音読に関するよくある質問

この項目では、英語初心者が陥りやすいポイントに焦点を当てて、Q&A形式で質問に答えます。英詩を使った学習法というのは、実はあまり情報がないため、困っている人も多いかもしれません。ですので、まずはこの項目のQ&Aを参考にしましょう。

Q1. 英語音声がなくても練習できますか?

音声はあったほうが良いですが、なくても問題ありません。意味を理解してリズムを感じるだけでも十分な効果があります。ただ、今はグーグル翻訳などに英文を打ち込むと、それを音読してくれます。また、ChatGPTなどでも音読してくれるサービスがあるので、それらを利用すると効果的です。

Q2. どれぐらい読めば効果が出ますか?

1日5〜10分でOKです。短い詩を何度も読む「反復」がもっとも効果的です。繰り返しになりますが、英語は一度やっただけでは覚えられません。同じフレーズ、単語などを何周も繰り返して学習すると効果があります。

【まとめ】英詩の音読は「発音 × リズム × 表現力」全部伸ばせる最強の練習法

英詩を使って学習すると、総合的な英語力の向上が見込めると思います。実際に私も英詩を読み続けて確かな効果を感じています。最後にまとめとして、今回の記事で紹介した内容を振り返っていきます。

今日からできる小さな一歩

短い詩を一つ決めて、まずは声に出して読んでみましょう。今日からすぐに始められます。大切なのは、今この瞬間に始めるということです。明日から、明後日から、と先延ばしにしてはいけません。

思い立った時に始めて、それを毎日続けてることに意味があるのです。英語学習は継続が命だと思います。毎日少しでいいから続けると、2〜3年経った時に大きな効果となって現れるはずです。

続けることで見える世界が変わる

音読を習慣にすると、英語の「音の世界」が一気に広がります。英語のリズムが身について、発音・リスニング・表現力がすべて向上していきます。音読に本当に効果があるのか疑問に思う気持ちはわかります。

しかし、音読には確かに効果があります。なぜなら、音のつながりや発音といった、英語の基本が学べるからです。まずは1日5分でもいいので音読を続けてみましょう。毎日続ければ必ず効果が出てくると思います。

▶️ 「英語で考えるってどういうこと?日本語から抜け出す練習法」

コメント

タイトルとURLをコピーしました