English study methods I wish I hadn’t tried
はじめに|「頑張っていたのに、なぜ伸びなかったのか」
英語を勉強し始めた頃、私は「とにかく努力すれば伸びる」と信じていました。教材を買い込み、勉強時間を増やし、SNSで見かけた勉強法を片っ端から試しました。しかし、振り返ってみると「あれは正直、やらなくてよかったな…」と思う勉強法も少なくありません。
この記事では、英語初心者だった私自身の失敗体験をもとに、「やらなくてよかった英語学習法」と、その理由を正直にお話しします。これから英語を学ぶ方が、遠回りせずに済むヒントになれば幸いです。
単語帳を完璧に覚えようとした勉強法
英語学習をする時に、まず何をしようかと考えると、多くの人が単語を覚えようとするかもしれません。単語学習は非常に大切です。なぜなら単語がわからないと英語を話すことはできないからです。しかし、単語学習にも思わぬ落とし穴があったりします。この項目では、私の失敗例を引き合いに出し、間違った単語学習についてお話しします。
量に追われて、使えない単語が増えた
最初にやってしまったのが、「単語帳を最初から最後まで完璧に覚えよう」とする勉強法です。毎日100語、200語と覚えること自体が目的になり、実際に会話や文章で使える単語はほとんど増えませんでした。
YouTubeなどには、1ヶ月で3,000単語以上覚える方法といった動画があったりしますが、このような学習法はかなり無理があります。1ヶ月で3,000単語となると、1日100単語は記憶しなければなりません。これは非常に難しいと思います。
「覚えたつもり」が自信を奪った
テスト形式なら答えられるのに、いざ英会話やリスニングになると全く出てこない。このギャップが、「自分は英語ができない」という感覚を強めてしまいました。単語帳を見て、英語を見て日本語に訳せても、それが実際の会話に活かせるとは限りません。
というのも、単語帳を見て覚えた単語は、それを実際に会話で使ってみないと定着しないのです。ですから、紙の上では思い出せても、実際の会話になると全く思い出せなくなってしまうわけです。この覚えたつもりの状態には注意しましょう。
文法を完璧にしてから話そうとしたこと
完璧な文法を目指すのはとてもいい心がけです。しかし、最初から完璧な文法を目指すのは目標が高すぎて挫折しやすいかもしれません。また、完璧ではないとダメという発想は、英語を話す姿勢を窮屈にしてしまいます。
話す前に止まってしまう癖がついた
私もかつては「文法が間違ってはいけない」と思うあまり、頭の中で文章を組み立てているうちに、会話のタイミングを逃すことが続きました。会話はリズムが非常に大切です。完全な文法を考えていると、話すタイミングが間に合わず、不自然になりやすいです。
私は留学したり、異国の人と英語で話す機会がたくさんありましたが、文法は完全でなくても通じます。重要なのは完璧させではなく、伝えようとする意思の方だと思います。また、文法は間違えながら覚えていくので、間違いを恐れないようにしましょう。
完璧主義がアウトプットを妨げた
今思えば、初心者に必要だったのは正確さよりも「とりあえず口に出す経験」でした。完璧を目指したことで、話す勇気を失っていたと思います。というのも、何もかも完璧を目指してからやろうと思うと、恐らく一生始められないと思います。
大切なのは、不完全でもいいから始める勇気なのです。そして、問題はやりながらにクリアにしていくという姿勢にしていくと、あなたの英語学習も充実したものに変わるでしょう。ですから、正確さにこだわるのではなく、まずは話す癖をつけるといいと思います。
難しすぎる教材に手を出したこと
英語学習を始める時、よくYouTubeやWebサイトなどで紹介されていた教材に手を出しやすいです。これらは非常に便利なのですが、基本的に初心者には少しレベルが高い教材が紹介されているケースが多く注意が必要だと思います。この項目では、難しい教材に手を出すデメリットをまとめます。
「レベルの高い教材=良い教材」ではなかった
ネイティブ向けのニュース、難解な洋書、専門的なポッドキャスト。「これを理解できたら成長できるはず」と思って挑戦しました。ただ、初心者がネイティブ向けのニュースを聞いて理解できるはずがありません。というのも、ネイティブ向けのニュースは、学習者用ではないので、英語上級者が聞いても難しかったりするからです。
ですから、レベルの高い教材=良い教材ではないということを押さえておいてください。大切なのは、自分のレベルにあった教材を選ぶことです。ギリギリ理解できるかな? あるいは、少し優しいかな? と思えるくらいの教材を選ぶと挫折しにくいと思います。
理解できない時間が続くと心が折れる
難しすぎる教材に手を出すと、やった気にはなるのですが、内容の8割以上は分かりません。これでは、学習というより消耗に近いと思います。そのため「自分には向いていない」という誤った自己評価にもつながってしまったのです。
特に、理解できない教材で勉強しても、内容が頭に入らないため、いくらやってもあまり意味がないと思います。「少し優しいかな?」くらいの教材を選び、確実に理解できるようになってからレベルを上げていく必要があるわけです。
勉強時間の長さだけを目標にした学習
英語を上達させるためには、学習時間を長くする必要があると思います。しかし、これはある程度学習の習慣がついた人向けです。最初から1日3時間勉強するという目標を立てると、高確率で失敗します。この項目では、勉強時間の長さの秘密についてお話しします。
「今日は何時間やったか」だけを気にしていた
1日3時間、4時間と机に向かうこと自体が目的になり、中身のない時間が増えていきました。特に、最初の頃は学習に対するモチベーションが高いため、多少の無理もきいたりします。ですが、時間だけ長くても内容が乏しかったらあまり意味がないのです。
私の場合、今は1日2〜3時間程度勉強していますが、キチンと何をどれだけやるかを決めてから学習するようにしています。時間ばかり意識してしまうと、どうしても意味のない勉強をしがちなので注意が必要だと思います。
短くても集中した方が効果が高かった
後になって分かったのは、15分でも集中して使う英語の方が、ずっと身につくということです。仮に1時間勉強したとしても、ダラダラとしてしまったり、内容が薄かったりすると、大した効果がありません。
ですが、1日15分だとしても、明確な目標とスケジュールを立てて学習すると、より良い効果があったりするのです。確かに学習時間は大切なのですが、それ以上に、内容も重要になるので、これを忘れないようにしてください。
他人の成功法をそのまま真似したこと
よく成功した人の勉強方法を真似して学習する人がいます。これは確かに一定の効果があると思います。しかし、成功した人の学習方法が、必ずしもあなたに合っているとは限らないのです。この項目では、他人の成功法を真似する危険性について解説します。
SNSの勉強法が自分に合うとは限らない
「この方法でTOEIC900点!」そんな投稿を見るたびに、自分も同じことをやろうとしていました。このような文言は、決して誇大広告というわけではないのですが、やはり人の視線を集めるために、少し盛っている可能性もあります。
また、基本的に「1ヶ月でIELTS7.0達成!」などというものは、普通の人には不可能です。これを達成した人は、最初からかなり英語力が高い可能性があります。例えば帰国子女だったり、東大生だったり。ですから、文言の内容が必ずしもあなたに当てはまるとは限らないのです。
自分の生活と性格を無視していた
早起きが苦手なのに朝活。会話が怖いのに即ディスカッション。合わない方法は、続かないのが当たり前でした。色々な学習法が巷に溢れています。ただ、それらは向き不向きがあったりするので、決して万人に共通の優れた学習方法ではないのです。
例えば、スピーキングが得意な人もいれば、ライティングが得意な人もいます。それぞれの得意分野を伸ばし、苦手分野を克服していく方が、効率的に学習できるでしょう。ですから、まずは自分の適性について考えておく必要があると思います。
やらなくてよかった勉強法から学んだこと
自分に合った学習方法を見つけるためには、とりあえず色々やってみる姿勢が大切です。なぜなら、自分の適性というのは、色々試した結果、総合的に判断するしかないためです。ですから、とりあえず試してみて、自分に合った学習方法を探すことも必要だと思います。
英語学習は「減らす」ことも大切
私は完全な英語初心者から学習を始め、3年以上学習を続けていますが、今は、やることを増やすより「やらないことを決める」ようにしています。なぜなら、限られた時間の中で効果を出すためには、必要な学習とそうでないものをハッキリ分ける必要があるためです。
私の場合、音読と単語学習だけは必ず毎日やるようにしています。音読は主にシャドーイングをして、単語は1日40単語学習し、40単語復習するという方法を取っています。こうやって必要なものとそうでないものを分けると効果的な学習ができると思います。
自分の失敗は、最高の教材になる
失敗した勉強法があったからこそ、自分に合うやり方が見えてきました。これは本や教材からは得られなかった学びです。失敗を避けたくなる気持ちはわかります。私も失敗ばかりでしたから、できるなら失敗はしたくないものです。
しかし、失敗から得るものはたくさんあるのです。「失敗は成功の元」とも言われいますが、失敗を元に、そこからどうすれば改善できるかなどを考えると、失敗した経験が活かせるようになると感じます。
【まとめ】遠回りしたからこそ分かった本当に大切なこと
英語学習に「無駄な努力」は意外と多い
頑張っているのに成果が出ない時、それは努力不足ではなく、方向が違っているだけかもしれません。特に初心者の頃は、色々な学習方法を試し、それで一喜一憂することも珍しくありません。そして、効果が出ないと落胆します。
しかし、安心してください。英語はそんなに簡単に上達しないため、上達の過程がわかりにくいのです。そのため、しっかりと自分に合った学習を続けていけば、1年2年と経った時に、大きな効果となって跳ね返ってくるわけです。
失敗談は、これから学ぶ人の近道になる
私もこれまで、たくさんの勉強法を試してきました。その中には、やって良かったものや、そうでないものがあるわけです。そんな私が思うのは、とりあえず色々やった経験は、今に生きているということです。
確かに回り道をしてきたのも事実ですが、自分に合った学習方法に出会えたのは大きな収穫だったと感じます。この記事が、「やらなくてよかった勉強法」を避けるヒントになれば嬉しいです。あなたにもあなたに合った学習方法が必ずあるはずです。
Q&A|英語初心者のよくある疑問
Q1. 失敗しない勉強法はありますか?
A1. ありません。ただし「失敗から早く離れる方法」はあります。合わないと感じたら、やめていいと思います。というよりも、失敗から学ぶものは非常に多いのです。ですから、失敗を恐れずにどんどんチャレンジしてください。
Q2. 今やっている勉強法が不安です
A2.「続けているか」「少しでも使える実感があるか」を基準に見直してみてください。また学習方法と成果を記録すると良いと思います。自分に合った学習方法は、着実に少しずつですが上達するものです。ですから、記録する姿勢は大切だと感じます。
初心者に向けた英語学習法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています⬇️




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