はじめに
英語学習を続けていると、ふとこんな不安を感じることはありませんか。
- 勉強はしているのに、成長している気がしない
- テストの点数やスコアが上がらない
- 「本当に意味があるのかな…」と疑ってしまう
私自身も、英語学習を始めてしばらくの間は「成長している実感がまったく持てない時期」がありました。この記事では、スコアや数値に頼らず、英語学習の成長を実感するための考え方と具体的な方法を、私自身の体験を交えながら解説します。
なぜ英語学習は「成長を感じにくい」のか
英語学習を始めてからしばらく経ったのに、始めた当初と比べてあまり成長を実感しない…と、このような悩みを持つ学習者は非常に多いです。実を言うと、私もその一人です。そこでこの項目では、なぜ英語学習は成長を感じにくいのかという点を解説します。
英語は成果が遅れて見える学習
英語学習は、努力と成果の間に時間差があります。だからこそ、勉強しているのに成果がなかなか見えにくいという現実があるのです。具体的には、下記のようなイメージで考えておくと良いでしょう。
- 毎日勉強しても、すぐ話せるようにはならない
- 聞き取れるようになるまでに時間がかかる
この「遅れて現れる成果」が、「やっているのに伸びていない錯覚」を生みやすい原因です。私たちの母国語である日本語でさえ、義務教育で15年ほど学びます。それと同じで、英語も長期間勉強しなければ身につかないということなのです。
数値評価だけに頼ると見失うもの
ただ、努力を結果として判断させられるものもあります。それは英検をはじめとするテストです。学生なら定期テストにも置き換えられます。ただし、テストの点数やアプリのスコアは分かりやすい反面、
- 気づかない小さな成長
- 日常での変化
を見逃してしまいます。また、テストやアプリは傾向と対策をしっかり押さえておくと、ある程度の点数が取れるように設計されているため、本来の英語力とは少し違った評価される場合もあるので注意が必要です。
「成長=スコア」という思い込みを外す
テストで成長を図るのは決して間違いではありません。しかし、スコアが高いから英語力が高いというのは、一概には言えないと覚えておきましょう。なぜなら、TOEICのスコアが高くても実際のスピーキングはさっぱりという人は意外と多いからです。
成長は段階的に起こる
英語の成長は、1週間で立ち所に上達するというものではありません。実際の成長のスピードというのは、個人差があるのですがそれほど早くないと覚えておきましょう。具体的には、下記のような形で少しずつ進んでいきます。
- 分からないことが分かる
- 音や表現に「慣れる」
- 少しずつ使えるようになる
この1と2の段階は、スコアには表れにくいのですが、確実な成長です。ですから、いつまでも同じ問題でつまづくのではなく、それがわかるようになり、ゆっくりと次のステップに進むという感じなのです。
停滞期は「成長準備期間」
「最近伸びていない」と感じる時期こそ、実は脳内で整理や定着が進んでいる期間でもあります。そして、英語学習の停滞期というものは、誰でも一度は通るものなのです。また、私の経験上、停滞期を乗り越えると、一段階成長できるような感じがします。
ですから、停滞したからもうダメだ…と、思うのではなく、停滞しているからこそ、成長の証だというふうに、前向きに考えるようにしましょう。何事もマイナス思考に考えるのではなく、プラス思考に考えるとモチベーションの維持にも繋がります。
成長を実感しやすくなる2つのサイン
いくら英語が上達を感じにくい学問だとしても、あまりにも感じにくいとモチベーションが維持できないですよね? ですが、成長を実感しやすくなるいくつかのサインがあるのです。この項目では、成長を実感する2つのサインについて解説します。
以前より楽に感じる瞬間
英語学習は、次から次へと他の教材に移って勉強するよりも、同じ教材を何度も繰り返した方が効果があります。そして、同じ教材を繰り返していると、最初の頃よりも最後の方が楽に感じたりします。具体的には、次のような感じです。
- 英文を読むスピードが上がった
- 音読でつまずく回数が減った
こんな変化を感じた経験はありませんか? 実を言うと、これは立派な成長なのです。特に音読はこの傾向が顕著に出やすいです。最初は全然スムーズに音読できなくても、何度も反復して声に出すと、いつしかスムーズに言えるようになるものなのです。
「分からない理由」が説明できる
英語学習を始めたばかりの頃は、とにかく全てがわかりません。それは当たり前だと思います。なぜなら、英語と日本語はあまりにも違う言語だからです。だからこそ、昔は「全部分からない」だったのが、
- 単語は分かる
- 文法が原因だと分かる
と 問題を分解できるようになる のも大きな進歩です。特に単語学習は効果が現れやすいと思います。同時に、単語は英語力を上げるためには必要不可欠な素材なので、毎日コツコツと学習すると良いでしょう。
感覚的な成長を記録する方法
テスト以外にも、効果的に成長を記録する方法がいくつかあります。それは「英語日記」と「音読・シャドーイング」の2つです。これらのトレーニングは成長を可視化しやすく、さらに実感しやすいジャンルの学習方法だと思います。
短い英語日記で変化を残す
英語日記は、基本的なライティング能力が向上します。私が思うに、ライティングでできることはスピーキングでもできるようになるので、英語日記は非常にオススメです。これは、毎日でなくても構いませんが、定期的に書いていくと良いでしょう。
- 今日少し聞き取れた
- 前より書きやすかった
といった 感覚のメモ が、後から大きな自信になります。特に英語日記は実際に英語で文章を書くので、記録に残ります。その記録が後から振り返ってみると、確かな成長の証として実感できるというわけです。
音読・シャドーイングの「慣れ」を見る
成長を可視化するという観点でいうと、英語日記が一番効果的なように思えますが、実は音読やシャドーイングも成長を実感しやすいトレーニング方法です。具体的には、やり続けると下記のような実感が出てくるでしょう。
- 以前より詰まらず読める
- 音についていける時間が伸びた
これも数値では測れない成長です。シャドーイングは、最初から誰でもスムーズにできるものではありません。なぜなら、英語の発音と日本語の発音は全然違うからです。しかし、何度も反復して行うと、いつしかスムーズにフレーズが言えるようになるでしょう。
成長実感を高める学習の工夫
いくら英語が成長の実感が湧きにくい学問だったとしても、いつまで経っても自分の力が伸びていないような気がしたら、やる気がなくなってしまいますよね? そこでこの項目では、成長の実感を高める学習の工夫について解説します。
難易度を「少しだけ」下げる
成長を感じにくい時は、勇気を持って今やっている教材の難易度を少しだけ下げていましょう。これで、多くの場合は成長の実感を感じられるケースがあります。なぜなら、少し難易度を下げると、以前よりも簡単に問題が解けると実感できるためです。そのため:
- 簡単な教材
- 短い文章
に戻るのがおすすめです。「できる感覚」が戻ると、学習が前向きになります。英語学習を継続させるためには、いかにモチベーションを高い状態で維持するのかが大切です。ですから、レベルを下げた時に発生するできた感覚を重要視しましょう。
比べる相手を「過去の自分」にする
英語学習をしていると、どうしても自分よりも他人と比べてなってしまいます。この気持ちはよくわかります。自分よりも成長している他人を見ると、なぜあの人は成長するんだろう? と悔しい思いをしていますものです。しかし、SNSや他人の成果と比べるより、
- 1か月前
- 半年前
の自分と比べるほうが、確実に成長が見えます。そもそも、英語学習は他人と比べるようなものではありません。自分との戦いなのです。ですから、比べる相手を他人にするのではなく過去の自分にすると、成長の実感を感じやすくなるでしょう。
成長実感が学習継続につながる理由
実際に自分の英語力が伸びていると実感できると、それが大きな学習のモチベーションになります。やはり、この成長実感は大切なのです。この項目では、なぜ成長実感が学習の継続につながるのか? その理由について解説します。
実感は最大のモチベーション
英語学習を継続していれば、誰でも少しずつは着実に上達します。しかし、その上達が見えにくいため、伸びているのかどうかわからないのです。しかし、些細なところでこの十巻はあります。そして、「成長しているかも」という感覚は、
- 勉強を続ける力
- 自己肯定感
を支えてくれます。例えば、シャドーイングをやっていて今までスムーズに言えなかった箇所が言えるようになったり、聞き取れるフレーズが増えたり、いろいろなところで細かな成長の実感が感じられるものなのです。
英語学習は長距離走
英語は短期勝負ではありません。続けられる人が、最終的に一番伸びます。なぜなら、英語学習は1〜2ヶ月という短期間では、伸びているかどうか実感するのが難しいためです。1年、2年と学習を続け、その時になって過去を振り返ると、初めて成長を実感できるでしょう。
ですから、あまり急いで英語力の向上を求めなくても良いような気がします。例え成長がゆっくりだったとしても、それを毎日コンスタントに続けていれば、必ず英語はわかるようになりますし、話せるようにもなるのだと思います。
【まとめ】成長はすでに始まっている
今回の記事では、成長が実感しにくい英語学習で、どうしたら伸びているかわかるのか? この点について詳しく解説してきました。最後にまとめとして、今回の記事で紹介した内容を振り返っていきましょう。英語学習で大切なのは:
- 数字だけを見ない
- 小さな変化を拾う
- 自分の感覚を信じる
ことです。成長は、あなたが気づかないところで、すでに積み重なっています。ただそれがなかなか見えにくく、実感できないため、成長していないのでは? と思ってしまうのです。しかし、やっていれば必ず上達はするので、この点は安心してください。
Q&A|英語学習の成長実感について
Q1:成長を感じられない時は休んでもいい?
A1:問題ありません。むしろ軽く休むことで、次に進みやすくなることもあります。休み明けから再開する時は、少しハードルを下げて必ずクリアできる難易度に設定すると、スムーズに再開できると思います。
Q2:テストを受けなくても大丈夫?
A2:はい。日常での「楽になった感覚」も、十分な成長指標です。ただ、今回の記事でも紹介した通り、テストは手っ取り早く成長の証を可視化できる指標でもあるので、余裕のある人は試験に挑戦してみても良いと思います。
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